【延命治療】家族の延命治療への意思表示

更新日:2017年01月26日

【延命治療】家族の延命治療への意思表示

万が一の時に家族の意思や考えが尊重されるとしても、患者の延命治療を続けるか否かを決定することは非常に難しいことです。

家族の意思や考えを尊重する

もし、家族が不治の病に罹ったり、死期が迫っていると診断され、生命を維持するだけの治療が唯一のものとなった場合、どうすればよいのでしょうか。既に家族である患者の意思が不明瞭な場合には、その患者の意思を推測できるであろう家族の意思や考えを尊重することが一般的であるとされます。

しかし、万が一の場合にはどうするか…といったことについて、家族間で話し合いが持たれなかったり、意思の確認ができていないなどは珍しいことではありません。また、患者の意思を推し測って家族が最終的な決定をすることに自信が持てなかったり、重大な決定をすることを負担に思うことも当然のことでしょう。

中には、患者が延命治療を望まないことが分かっていても、患者本人の意思よりも家族の意思を優先させて延命治療を望むケースもあると言います。このように、万が一の時に家族の意思や考えが尊重されるとしても、患者の延命治療を続けるか否かを決定することは非常に難しいことです。

医療、ケアチームの中で判断を行う必要も

患者の意思の確認ができない場合には、医療、ケアチームの中で慎重な判断を行う必要があるとされます。

●家族が患者の意思を推定できる場合
推定される意思を尊重し、患者である家族にとって最善の治療方針をとる

●家族が患者の意思を推定できない場合
患者にとって何が最善であるかについて家族と十分に話し合い、患者にとっての最善の治療方針をとる

●家族がいない、および家族が判断を医療・ケアチームに委ねる場合
患者にとっての最善の治療方針をとる

具体的な項目について確認を

人生の最期をどう迎えるか…というのは、誰にとっても、簡単に答えが出る問題ではありません。また、日頃、家族の間で話題にしやすいことではないでしょう。

しかし、万が一の時に備えて、本人にとって最も望ましい最期にするために、延命措置を含めて本人が希望を示し、それを家族が確認しておく必要があるのではないでしょうか。そのためにも、家族との話し合いの際には、次の項目などについて確認をしておくことが大切です。

・人生の終わりの時期を、どこで、誰と、どのように過ごしたいか
・どのような場合にどのような医療を受けたいか、または受けたくないか
・意思表示ができない状態となった場合には誰に判断を任せたいか