2017年度末に介護難民が増加!? 介護療養型医療施設の廃止問題

更新日:2013年10月21日

2017年度末に介護難民が増加!? 介護療養型医療施設の廃止問題

長期間に渡って療養してきた高齢者の体力は低下しており、自宅に戻っての介護は不可能なケースはかなりの数になると予想されます。

医療コストや社会保障費の圧迫などの問題

介護療養型医療施設とは、長期療養が必要な要介護者を受け入れる施設で、介護保険の適用を受けることができます。介護療養型医療施設は、2012年3月末を期限として廃止が予定されていましたが、他施設への転換が時間的に間に合わないなどの理由で、2017年度末まで廃止期限が延長されました。
介護療養型医療施設は介護保険が適用される施設ですが、医療保険が適用される医療保険型療養病床との区別がはっきりしないこと、また、医療や看護を必要としない入所者が多く占めることから、医療コストや社会保障費の圧迫などの問題を抱えています。

廃止後の高齢者の行き先が決まらないことも

介護療養型医療施設の廃止によって、退去を迫られた高齢者は自宅に戻り、訪問介護などを受けることが想定されますが、長期間に渡って療養してきた高齢者の体力は低下しており、自宅に戻っての介護は不可能なケースはかなりの数になると予想されます。
また、現在、介護老人福祉施設の利用者が多い上に、入所待機者も多数いることから、介護療養型医療施設の廃止により、入所していた人のその後の受け入れ先が決まらないことが心配されます。

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