介護費用はどれくらいかかる? 確認しておきたい自己負担額

更新日:2013年09月09日

介護費用はどれくらいかかる? 確認しておきたい自己負担額

「物忘れ?もしかして認知症?」・・・。両親のことはもちろん、自分自身が歳を重ねるごとに気になるのが将来の介護費用です。

介護保険ではどんなサービスを受けられる?

介護保険料を支払えば、保険料内で介護費用を全額賄えるものでしょうか?それ以上の自己負担はかからない?これを知っておくのと知らないとでは、心構えも随分と違ったものになってきます。まず、介護保険をもらうには40歳以上で介護保険に加入していることが前提となります。原則65歳以上で市区町村に介護申請を行い、認定されると「介護度」が決定します。介護が必要な状態のランクに応じて、訪問介護や通所介護、短期入所などの介護サービスが介護保険の制度内で受けられるわけですね。

自己負担はかかった費用の1割

介護費用の自己負担額もこの「介護度」によって異なりますが、原則は費用限度額内でかかった費用の1割を負担するというものです。たとえば、介助なしには日常生活がほぼ不可能な状態の方で「要介護5」と認定された場合を見てみましょう。居宅サービスを受けた場合、上限額は36万円前後で、自己負担は1割の36000円前後となります。これ以外に、自宅改修が必要な場合は20万円までの補助も出ます。施設介護が必要な場合は、施設のタイプによって金額は異なるものの、介護サービス費用は介護保険で負担するため、30000円前後になります。ただし、施設の居住費や食費は実費で、施設ごとの契約になります。

上限額を超えてしまったら?

受けたい介護サービスによっては上限額に収まらず、1ヶ月の限度額を超えてしまうこともあります。通常その分は全額自己負担となりますが、「高額介護サービス費」や「高額医療・高額介護合算制度」を申請すれば、超過分が払い戻されることもあるので十分に負担が軽減できます。

注意!!保険適用にならない負担も

日常生活に必要な物は、全額自己負担になります。そのほか、居宅介護をする場合は1年間、住宅改修費20万円、福祉用具購入費10万円を保険で負担してくれますが、それ以上は自己負担になります。施設入所となると、居住費用や食費はそれぞれの施設ごとの契約になります。「要介護5」の方でユニット型個室の施設に入所する場合は、介護保険内の1割負担費用と実費を合計して1ヶ月10万円はみておきたいものです。保険適用外で入居一時金が発生する施設もあるため、かかる費用にはバラつきがあるので注意してください。
おおよその負担額はイメージできましたか?どんな介護を受けたいかを考慮しつつ、今からかかる費用を見積もっておくことで、不安材料も減るかもしれませんね。